というわけで、ゲームを「プチ大人買い」。
GJ 「項羽と劉邦」
GMT 「Kutuzov」
シックス・アングルス 「モスクワ攻防戦」(未着)
「項羽と劉邦」は、ちょうど私がロシアに行っている時に発売されたため、未チェックになっていた。
日本では比較的マイナーなテーマなのだが、私的には中学生の頃に『史記』などを読んでいたこともあり、むしろ三国志よりも興味がある。
デザイナーは池田康隆氏。

エリア方式のカードドリブン・システム。
漢軍の関中侵攻を皮切りに、中華の覇権をかけて、項羽と劉邦が戦う。
項羽は圧倒的な武力を誇り、戦えば必ず勝つが、手数と補給が弱い。
劉邦は戦には滅法弱いが、手数が多く、補給に強い。
劉邦としては、いくつかの独立諸侯を煽動して蜂起させ、楚軍の勢力を分散させなければならない。
項羽としては、独立諸侯を征伐して後顧の憂いを絶ってから劉邦との決戦に挑むか、後背を無視して突入するかの選択に迫られる。
もっとも、項羽が単純に突撃してきても、劉邦はさっさと逃げるだけで、空白になった楚を彭越や黥布が荒らして回ることになる。
しかし、諸侯を一つ一つ征伐して回ったのでは、さすがの楚軍も疲弊する。そこを漢軍側で唯一頼りになる韓信に襲われれば、そこで決着がついてしまうかもしれない。
とは言え、漢軍は一個一個が弱いため、決め手に欠き、項羽に一撃で屠られてしまう恐れもあることから、進退は慎重にならざるを得ない。
東の項羽、西のハンニバル、紀元前の大昔からライヘンバッハ・プラン(彼来れば我退き、彼退けば我戦う)は有効だったのだ。
と言うよりも、この劉邦の戦略を現代に再生させて日本軍と戦ったのが毛沢東だった。
さて、問題は時間と相手だが……
